塩食べ放題! 糖質制限ダイエット日記。

糖質制限ダイエットとウォーキング・ジョギング+ジム通いの日々。

●岩本能史さんの「限界突破マラソン練習帳 「サブ4」「サブ3.5」「サブ315」「サブ3」書き込み式10週間完全メニュー 」で2018年、サブ3.5に挑戦した結果…。

久しぶりのリアルタイム更新です。

 

岩本能史。知る人ぞ知るその名前。知らない人はまず名前が読めない。しかしさすが有名人。PCで普通にフルネームを入れるとバチコーン!と一発で変換されます。

「いわもとのうし」と入れると「岩本脳神経クリニック」とサジェストされますので要注意。「いわもとのぶみ」といれるとキレイに「岩本能史」と出ますね。


その岩本能史さん、マラソン界のジェダイ・マスター或いはウルトラマラソン界のヨーダと呼ばれています(呼ばれてない


そのぐらいレジェンドな弟子育成能力というかメソッドで有名な方です。インターネッツで脱法ならぬ合法な白い粉を大量販売していることでも有名(誤解が生じまくる説明。


多くのランナー達に心酔され、もし新興宗教団体を興せばすぐにベスト50入りすることは間違いない、そのぐらいの人気者です(どのぐらい?

 

……と、かなりフザケタノリで書きましたが、私も岩本能史シンパの一人です。練習メソッドの多くを岩本能史さんの著書から学んだり学ばなかったりしつつ順調にサブフォー、サブ3.75まではクリアしました。


ただ、ランナーあるあるだと思うんですが最初の2・3年が一番アツい時代でそこから故障したり熱が冷めたり記録が伸びなくなって辛くなったり家族の視線に耐えきれなくなったりして、ちょっとダレるわけです。


私がみた印象だと大体フルマラソン完走できるレベルの走力を身に着けた人の63%がその状況に陥ります。かくいう私も勿論その一人でして、2014年のGWから走り始め、16年に100キロマラソン完走するまでが一番盛り上がっていましたが、そのうちに練習は辛くなり、走力は上がらなくなり、なによりも身体が練習に慣れてしまい、痩せなくなりました!!!この最後のやつが一番の曲者だと私は考えています。


痩せなくなると食欲だけは旺盛なのでより走るのが大変になるんですよね……。


ただ、2017年の秋のマラソンで、特に厳しい練習はしていなかったのにもかかわらず、サブ3.5まであと一息、という記録が出ました。本番に強いタイプなんですよ(自画自賛


そこで、2018年の秋のマラソンは頑張って3.5を目指すことにしました。目指すとなるとやはり教えを請うのは岩本能史さんしかありえません!コーチングに払う金はねえ!書籍代ぐらいならば払える!ということで早速、「限界突破マラソン練習帳 「サブ4」「サブ3.5」「サブ315」「サブ3」書き込み式10週間完全メニュー 」という長い名前の本を買い、練習に勤しむことにしました(ことにしただけ、やるとは言ってない!)。


超簡単に書くと、この岩本能史さんのメソッドは、基本的には週に1度行う15kmのビルドアップ走と、週末のロング走(&その代りにたまにやる峠走)の組み合わせになります。


これだけ書くととても簡単そうですよね?そうなんです、意志の強い人、やりきれる人であれば結構簡単です。そして岩本さんの組んでくれた練習プランをクリアするごとに★を獲得していく仕組みで、星が100個集まると達成間違いなし。80%で達成確率80%という具合に非常にわかりやすいです。基本的にはBU走とロング走をこなしていけば、ちゃんと目標タイムを達成できるよ?ということです。


しかーし!私の場合、非常に難しかったのが、ややスピード偏重な練習プランになっていることです。私、2017年のレースで3時間35分ぐらいで走ったんですが、その時の持ちタイム、10Kが48分ぐらい。ハーフで104分ぐらいなんですよね。この状態から、レース前の仕上がった状態でのビルドアップ(通称ソツケン)は五キロごとのラップで「25-24-22.5」を達成する必要があります。キロ5分から入って、3段階目の5キロは4.5分で走り切る必要がある…。


最初に本を買って、ざっと流し読みして、最終週付近の練習をみて、これを見たとき、私は心の中でこう呟きました


「知ってた」


そう。知ってたんです。なぜなら岩本能史シンパなので。他の本もバッチリ読んでいるので知ってたんですよ、このソツケンってやつの設定タイムを。


ただ私、普段の練習で5分を切って走ることってほぼ無いんですよ。レースでもいつもキロ5分ぐらい、5分ちょいで走ろう、むしろ5分切って走るとバテるから止めよう、身体に良くないよ?とか思ってました。


それがソツケン、めちゃ設定厳し目です。クリア出来ねえ。仕方ないのでこの妙に長いタイトルの黄色い本をブックオフに速攻で…とはせずに、考えました。


「出来ぬなら設定変えようホトトギスホトトギスじゃないけど」


設定をあまりにもドラスティックに変えてしまうとこれはもう、この黄色い本に従っているとは全然言えなくなるので許される範囲で変えることにしました。どこまで許されるのか?誰に許してもらうのか?というのはありますが、そのへんは自分の誇りと尊厳と冷静と情熱のあいだのさじ加減で決めました。


冷静に考えると、キロ5分よりも速いペースを維持しないとクリアできないサブ3.5の練習で、キロ5分よりも速いのは嫌!というのはかなり有り得ないワガママのような気がしました(そりゃそうだ)。仕方ないのでキロ5分より速く走ることは渋々決心しました。加齢と増量との戦いということで今シーズン出来ないと一生出来ない!という情熱をもって取り組むことを決意し、ただ五キロも速いスピードで走れねえわ…と冷静に思いました。


特に4.5分で5キロは絶対に無理。0スタートで5キロだとしても無理な気がします。そのぐらい足が遅いんです(ってか、そんなに遅いのに3.5狙うわけ?ってツッコミはナシで。。


普段の私は、ダラっと10-15kmぐらい、週に4-5回ぐらい走っています。これぞジョグ、まさにジョグ、ジョグ以外のナニモノでもないペース。ズバリ、キロ7.5分とかです。このペースで走るといい感じで酒が抜けるんスよねぇ…(二日酔い前提)。


仕方なく、折衷案?で、こう決めました。ウォームアップのジョグ2km、3・3・3のビルドアップ、クールダウンの2kmの合計13km。これを岩本能史さんのビルドアップ走の代替案にしよう!と。


ガーミンウォッチのトレーニングモードにアップ&3・3・&ダウンの詳細を設定し、週に2・3回(火曜日と週末)やりつつ、週末のロング走を入れてみました。


以下、長いですが(本当に長い)私のトレーニング結果になります。


以下の表で岩本と呼び捨てにしている欄が、本からの主要な練習の抜書き。★がクリアするともらえる星の数。実績というのが私が実際にやった練習。詳細はそれがなんだったのか。
jog=ジョギング、int=インターバル、sbu=ショートビルドアップ、sitはスプリントインターバルトレーニング。そんなかんじです。


スプリントインターバルトレーニングは、ランではなく、自転車を固定ローラー台に設置したもので20秒全力10秒レストで8セット…という、いわゆるタバタですが、
そこまで追い込んでやってません。つらすぎるのでお茶を濁す程度にやってます。全身発汗はするが、ゲロは吐きようがない、そんなレベルです(スケートの清水宏保は毎回失神したり白目剥いてました…)。インターバルも同様で、せいぜい3.5分ぐらいを250mやってジョグで250mつないでというのを5kmやっただけです。出来上がりの平均ペースで6.5分とかそんなかんじ。そんなに追い込んでません。追い込めません。


また、達成度合いに大いに関係する★マークについては、結局満点をもらえた日はありませんでした…。なぜなら、目標ペースもクリア出来てないし、そもそも距離を短くしているので。。。。100個集まると100%達成可能!という中で私がクリアした星の数は………以下の長い表の一番下をみてください。

f:id:saltypig:20181127130549j:image
f:id:saltypig:20181127130555j:image
f:id:saltypig:20181127130545j:image
f:id:saltypig:20181127130552j:image

 

はい、出ました43.5点!達成確率43.5%!みたいな。


練習の特徴としては、今期初めてやってみたんですが、「デイオフ」を無くしましたw
これ、練習本ではどの本みても絶対に推奨されていないんですが、あえて休養日をゼロにしました。ただその代り走るわけではなく、SITを結構な頻度で入れているので実際には休足日になっています。足は休ませつつ、心肺機能だけは向上できなくとも少なくとも維持はしよう、という作戦でした。


結局、レース一週間前の日曜日までの10週間、休み無し!(というほど追い込んでませんが)。ただし、最後の一週間は舐めてるの?ってぐらいに休みました。1週間前に峠走の下りだけ行い、月曜日レスト。火曜日にジョグやって水曜日SIT。どちらも軽め。木曜日また休んで、金曜日に軽めのインターバル(インターバルで軽めってなんなん?って話ですが)。


で、レース。レース当日の予定は「ひとまずキロ5分で行けるところまで行く」でした。長い。あまりにも長いこの話。長過ぎるのでレースについては別途書きますね?(書くか未定。