塩食べ放題! 糖質制限ダイエット日記。

糖質制限ダイエットとウォーキング・ジョギング+ジム通いの日々。

千歳マラソンの感想

千歳マラソン。非舗装路が8割のレースだが日陰が多く、また参加人数とエイドに配備されているスタッフの比率でいうと、大規模大会よりも充実しており、とても良かった。

前半が登り、後半が下りという事前の知識があったが、前半も後半も程よくアップダウンがあり、特に後半の下りの印象が強く、前半は緩やかな登りだったのか、個人的にはトータルでは下りの方が多かった印象すら受けた。

すべてのエイドにスポンジがあったのも好印象で、恐らくは例年の暑さ対策だと思うが2015年の大会はとても涼しく暑さ緩和というよりも汗を流したり顔を拭いたりするのに使えてスポンジが良いリフレッシュになった。

道自体は細いが、混雑するのは前半の15キロくらいまでで、10キロ付近ではすでにあまり気にならなかった。首都圏の大規模大会ではハーフぐらいまでは混み合っていた気がするので、問題ないレベル。

最初に辛さを感じたのはハーフ近辺にある折り返し地点。微妙に登りだったのか、道を半分づつ使うために混み合っていたせいか、なかなか進まない感じがした。ランアプリで確認したところ、特に遅くはなかったので主観的な問題だったようだ。

そのあとの下り、22キロ位からはじまる下りは、下りコースが好きな私としてはとても楽しかった。事前のシミュレーションでもここでどれだけ稼げるか?と考えていたが、最速ラップはやはりこの区間のうちの1キロだった。

29キロからはじまる登りはなかなかにタフで、ここで脚を削られた気がする。そのあと残り8キロくらい?もっとかな?の下りからはじまる舗装路でスピードアップを図ったが、登りと舗装路の下りのコンビネーションで脚に疲労が蓄積して、事前のシミュレーションではペースアップするはずだったが、ラスト10キロは、最初のウォームアップ代わりの10キロを除くと最も遅い区間となってしまった。(ただし著しいペースダウンではない)。

これはコースが原因でもあるが、前回のフルマラソンから今回のフルマラソンの間で長距離の練習をしていなかったために脚が保たなかったとも言えると思う。

暖かくなると自転車とランをミックスしているため、どうしても結果的にランの長距離走の練習が犠牲になることが多い。

あとはそもそものスピードが足りてない気もするので、15キロや20キロでもしっかりとLT閾値走、ペース走をすることが必要だと思った。

過去のフルマラソンでは気温が高く、特に後半苦しむことが多かったが、今回ははじめて気温が20度を越えない環境だったので、後半のペースダウンがそれほどでもなかったのではないか。

もし気温が高かったら、本格的に潰れていた可能性もある。あとは、家族や知人の応援が後半の一番辛い所であったので、それで頑張れたというか、サボれなかった。

応援に力を貰う…というのはよく言われることだが、私の場合はプレッシャーになることはなかったが、感動するとか奮い起つとかよりも、ああ見られているのか、これはサボっちゃダメだ、ちゃんと追い込もう!という感じでした。

あの応援がなければ恐らくは少なくとも数分遅くなっていたと思う。そういう意味ではありがたかった。

心拍数は腕時計で常にチェックし、ペースはiPhoneアプリの読み上げをBluetoothイヤホンで2分間隔で聞いていた。心拍数は普段の練習から、160台だと気持ち良いペース、170台だとやや苦しいペース、180台だと長時間保たないグリコーゲンの消費が大きいペースというイメージでコントロールしていた。

スタート直後から30分くらいはいつもすぐに限界値まで上がってしまうので、ここで抑えて、160台に落ち着いてきたらそのペースを保ちハーフまでそのままで、ハーフ以降に徐々にペースアップしていく…というのが私の基本方針。

最終盤にダレてしまいましたが、前半後半で言えばしっかりとネガティヴスプリッツになっているので、今回も満足出来るレース展開だったと思います。

秋の目標タイムにあと2分という結果でしたので夏の練習を積み上げ故障なく秋を迎えることが出来れば十分に達成出来ると思います。

マラソンにまぐれはないという意味では目標は秋の目標タイムの達成でしたが、少し足りないだろうというのは予めわかっていたことでもあります。最終盤にダレたというのは果敢に攻めた結果、やはり足りなかったということでもあり、現時点の力は出し尽くしたとも言えるのではないでしょうか。

ひとまず故障なく自己ベストを更新できたということで、ホッとしています。ここから一週間は回復に努め、次のレースにベストな状態で臨めるようにしたいと思います。


最後に給水と補給について。給水はすべてのポイントで取りました。相変わらず飲みかたが下手くそで、三分の一くらいの地点でむせました。

基本的には水。あとはスポンジも3つ目以降はすべてとったように思います。腕の汗を拭い、口周りを濡らし、首筋を冷やし、手を洗っておしまい。という感じです。

自分で持ってきたヴァームはレース前に飲み、3キロ地点でスズメバチエキス?のショットみたいなものを飲みました。アミノ酸は15キロと25キロ地点?確かその辺りです。フラスクボトルに用意した3本分のショットを水で伸ばしたものは、15キロ地点位からちびちびと飲み、30キロ地点前に無くなっていました。

カフェインの錠剤は坂道が29キロ地点からはじまるということで27キロ地点で投入しましたが、そのあとに腹痛がありました。普段、走って脇腹が痛くなることはないのでほぼ初めての体験でしたが、少しペースを抑えてみると収まり、上げると痛み…というのが少し続きました。

そのうちにカフェインが効いてきて、また、35キロ手前でカフェイン入りのショットも追加投入してスピードアップを図りましたが、ダレたのは前述の通りです。

心拍数とスピードは一応デジタルに把握しつつも主観的なキツさを最優先してペース配分したのと同じく、ショッツの摂取も、基本的には足りなくなる一歩手前にとるようにしました。

最終盤のダレは、カーボ不足というよりは脚が保たなかったということだと思います。やはり練習で作った脚はその範囲内でしか活躍してくれないということでしょう。

次のマラソンでは、ペース走の翌日にLSDをセットで行い、保つ脚を作りたいと思います。